この度は、昇段審査を受けさせて頂き、誠にありがとうございました。
幼少の頃より、病弱で気も弱かった私が、強さに憧れて入門してより、三十八年たちました。この間、仕事の都合等で休会の期間がありましたので、実質の空手歴は三十六年になります。
奇しくも、審査会の日は私の六十七歳の誕生日という、何か因縁めいたものを感じました。
六十七歳という年齢は正直、様々な面での力の衰えを感じます。また過去には怪我もあり、また手術も経験しております。
そんな私が、三段の昇段に挑戦するのは、あまりにも無謀ではないかと内心、弱気になることも度々ありましたが、大方・佐賀支部長の松永先生の強い勧めもあり。また少年部の道場生が泣きながらでも頑張っている姿を見るにつけ、私も目標を決めて、後ろ姿で皆を導いて行こうと思い、受審に向けて練習を積んで参りました。
途中、生来の弱気の部分が出て挫けそうになることもありましたが、今年三月に母が亡くなった際の三好師範の『最後まで頑張りぬくことが、天国にいるお母さんが一番喜んでくれることと思うぞ』の言葉を思い出しては、自身を鼓舞して参りました。
審査会には大変緊張した中で進みました。
十人組手に向けて、とにかくスタミナをつけなければと、自主トレで徹底的に自分を追い込んで来たつもりでしたが、あまりにも手も足も出ず、受けるのが精一杯だった様に思います。まだまだ、自分に甘さがあると思います。
今回の審査会に臨んでは、道場生の皆の愛情を感じました。強くて優しくて、そして礼儀正しい最高の仲間と一緒に稽古出来る私は、本当に幸せ者です。
これからも初心を忘れず、精進努力いたします。
押忍
新極真会高知支部三好道場
篠田好永 |