7月6日(日曜日)
愛媛県西条市民体育館において第四回四国合同強化稽古がおこなわれました。梅雨明け宣言直後のこの日はあいにく?の快晴で空調設備の無い格技場は四国四県はもとより、岡山からの参加者、計100名を超える道場生の熱気と気温の上昇により厳しい条件下での稽古になることが予想されました。
今回の合同稽古は「 型 」・「 テクニックセミナー 」・「 スパーリング 」・「 サーキットトレーニング 」に4分類し、各自の意思でメニュー選択する形式がとられ、選手のみならず合同稽古に少年部〜壮年部にいたるまで幅広く個々のレベルにあわせた参加型の稽古内容となりました。
型は香川原内道場:原内先生より「撃砕小」を分解・解説して頂きながらテンポ良く反復し学んでいくのですが、前回の合同稽古で学んだ「撃砕大」の時同様に原内先生の指導に惹きこまれてしまいます。型を苦手としている私自身、シドロモドロになりながらも40分後にはその一連の動作が曲がりなりにも出来るようになっているには驚きです。
続いてのテクニックセミナーに入る前に今回のセミナーのテーマと目的を三好師範よりお話しがあり、岡山東支部:石原師範により四股踏み・膝の抱え込みからの前蹴り・回し蹴り、片足立ちで前蹴りのみ・回し蹴りのみのスパーリングを左右交互に行い、身体の軸と重心を常に意識し基本姿勢を保ち、蹴った後のガードを落とさないことを課題として取り組み、組手の中でのバランスに重きをおいた内容を少年部には楽しく学べ、一般部にはその難しさを感じ取れるセミナーでした。
スパーリングは少年部が2分×20ラウンド一般部が2分×25ラウンド。
5ラウンドづつ普段顔合わせすることのない選手との組手は新鮮で、自分を試し、技を試す絶好の機会となりました。最後の5ラウンドは同じ帯同士の組み合わせで行い、スパーリングといえど意地と意地のぶつかり合いは激しい突き蹴りの応酬が格技場を所狭しといわんばかりに繰り広げられていました。
合同強化稽古の仕上げはユース合宿のメニューでもあるサーキットトレーニングです。
20秒間腿上げ・回転ジャンプ・拳立て・バービージャンプ等を3セット。
厳しい条件下で稽古メニューをこなした後のサーキットトレーニングは消耗した体力の最後の一滴を絞り出し、参加者の気合と気迫でそれまでのメニューにもまして会場がヒートアップし全てのメニューが終了しました。
合同稽古も4回目。師範・先生方の配慮により道場生の皆さんが参加しやすい内容になり稽古を通じて意識・技術を高め、参加した皆さんの交流を深めることができる場でありますが、「会場を提供していただいてる職員の皆様・施設利用している方々への挨拶・会場の出入り際の挨拶等の礼儀と会場利用にあたり模範となる行動をとって下さい。」と合同稽古開始前に常々、三好師範が率先垂範を参加者に御話しされています。
合同稽古は、技はもとより師範・先生方が仰られている「心」を共有し学べることを参加させて頂いた私自身感じることができ、この場所で学んだことを普段の稽古や生活に生かしいこうと思います。
愛媛三好道場 山本 豊 |