カラテドリームカップ2008に於いて
中平選手(小学5年の部優勝)
吉川選手(中学2年軽量級準優勝)

西澤正樹(シニア35歳以上40歳未満軽量級準優勝)


本戦では劣勢ぎみの郷内(左)だったが、延長戦では突きと下段を効果的に使い逆転した。




本戦では吉川(左)に押されぎみだった郷内が、突きと下段のコンビネーションで形勢を逆転させ5-0で勝利した(本戦0-2) 優 勝:郷内稔(東京城南川崎支部)
準優勝:吉川直樹(高知支部)
第3位:長尾耕平(福岡支部)
村田恭平(和歌山支部)



今回からユース枠となった小学5年の部。中村(右)、中平ともに終始、前に出続ける攻防を見せた。中平が延長5-0で勝利(本戦1-0) 優 勝:中平栄人(高知支部)
準優勝:中村翔(和歌山支部)
第3位:高木宏一(徳島北東あわじ支部)
長尾洋平(福岡支部)



決勝は西澤(右)と沖津の対決となった。鋭い技の応酬を繰り広げ、沖津が5-0で勝利した 優 勝:沖津弘幸(世田谷・杉並支部)
準優勝:西澤正樹(高知支部)




「おそろしい大会になりそうな気がしました」
 まず全日本・世界大会の聖地である東京体育館で、みなさんにこの雰囲気を味わってもらえたということがよかったですね。出場した人の感想を聞いても、本当に感動したと言っていました。今から「来年もぜひ出たい」という人が多いですし、応援に来ていた人も「来年は自分も」という気持ちになったようです。とくに50歳以上の人が全日本と同じセンターコートで闘えるという機会は、普通はないですからね。空手家冥利に尽きると思います。
 また、ジュニアとマスターズが統合されたということで、親子の絆も深まったのではないでしょうか。子供のがんばりを見て親が感動する。お父さん、お母さんのがんばりを見て子供が感動する。それを見ていると、われわれも感動しますよね。その感動を各道場で伝えてもらって、また新しい人がチャレンジするようになってくれたら、どんどん輪が広がっていくでしょう。
 今、家庭内の暴力とかいろんな問題がありますけど、この武道の世界、新極真の世界では、そういうことは考えられないですよ。そういう部分も含めて、このドリームカップというのは、本当におそろしい大会になりそうな気がしています。一歩一歩じっくり進めていきますけれども、将来的には2000人という規模になるんじゃないでしょうか。
 ユース勢も、すばらしい試合を見せてくれました。そのがんばりもさることながら、どんどん礼儀正しくなっていますよね。空手を学ぶ
目的は、強さだけじゃないですから。大会を見ていて、本当にいい方向に向かっているという気がしました。
 それから、マスコットとして登場した押忍ねこ。あれがブームになりそうな予感がしました。小井事務局長が子供たちの見ているところでゴミ拾いをさせたりしていましたが、そういう試みが新しい武道教育の一環になるかもしれない。その点でも、あのキャラクターはすごく役に立ってくれたと思います。ドリームカップだけじゃなく、地方大会などに登場してもおもしろいですよね。


第25回W大会の男子各階級の王者が特別演武を披露。重量級王者の野本尚裕は型「砕破」を披露し、バット5本を自信の代名詞でもある“下段”で折った。


アリーナ全体を見渡せるように、主賓席は2階に設けられた。


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